里山の整備と並行して、里山の魅力を子どもたちに伝える取り組みもはじめている。山の樹々が色づくころに山に入り、紅葉した葉っぱを摘んでいく。彩りを変えるのは、木の種類によって違うから、いつ頃がいいか、山をめぐって葉っぱを観察していく。
葉の形や葉の色などを考えて10種類ほどの樹木を選ぶ。そして、色づいた木の葉から順に積んでいく。一人15枚の葉のセットを60人分作るとすると、予備をふくめて1200枚ほどの葉を集めることになる。
それを新聞紙に並べてプレスする。押し花を作るのと同じ要領だ。乾燥したら、それを新聞紙で作った封筒に小分けしていく。
葉っぱの入った紙袋を持って、いつもあそんでいる子どもたちの待つ保育園や幼稚園に行く。そして押し葉画づくりに取り組んでもらう。葉っぱは、それそのものが自然のアート作品だ。それを貼り合わせた作品は、どれも立派なアート作品に仕上がる。手書きの画のように上手・下手の差は生まれないのがいい。
面白いことが起きる。画を描くのが苦手な子ほど、語りかけてくる作品を作ることが多い。しかし並べてみると、優劣はつけがたい。それは「山の土神の意向」なのだろうと思う。
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