平林の山はすっぽりと雪の中だ。
山仕事もいまは休み。
冬まで居残っていた葉っぱや小枝で、
雪童子が真っ白なキャンパスに気ままに絵を描いている。
しかし、樹々は休んではいない。地表から1メートル下の温度は15度前後で
暑さのときも、雪のときも、あまりかわらない。
二月四日は、もう立春だ。
樹々は陽ざしが長くなってきたのを感じて根がうごきだす。
新芽を膨らますために、枝に水をおくりはじめる。
雪のなかで眠っていた丈の低い木のマンサクは起き上がり、
春を知らせる花をつける。
そして、草木がいっせいに いのちの賛歌を歌いはじめる。
もう 春はちかい。
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