森の妖精 銀龍草(ギンリュウソウ)が咲きはじめました。ウエディングドレスの花嫁のような花です。空を葉がおおったやわらかな光に輝いています。葉緑素をもたず大樹から少し樹液を分けてもらって花をつけました。
キショウブの花が開きはじめたのは5月中ごろのこと
だれも行かない森の中にまぁるいキショウブの自生地があります。きっと半世紀ほど前の、ここが棚田だったころに、田んぼの畔に植えられたのでしょう。田んぼも、ここに来る道も消えました。しかし、キショウブは自生地を広げながら咲き続けていました。
ササユリが開きはじめるのは5月の下旬ころからです。歩いていると透明感のあるいい匂いがしました。すこし進むとササユリの花に会いました。
アザミも咲きはじめました。森のアザミはどこかおっとりしているように見えます。
金色に咲く野生のランです。柴刈をした斜面に見つけました。
去年の春のこと、おおば会長が、葛葉のコブを刈り払ったら、中からヤマボウシの木が現れました。陽を浴びたことがよほど嬉しかったのでしょう。葉が隠れるほどの花をつけました。
オオバギボウシが咲きはじめるのは梅雨のさなかです。穂状花序の花は下の方から順位に上えと開いていきます。ギボウシの花は腰ほどの高さに咲きますが、オオバギボウシの花茎は2メートルほどの長さになります。
ウバユリの球根は、むかしは人が食べていました。最近はイノシシに食べられて、絶滅も心配したのですが、森を明るくしたら、イノシシも来なくなり、多くのウバユリに花を観ることができるようになりました。
山の空気のおいしい季節になりました。出来立ての冷たい酸素を感じると、つい深呼吸してしまいます。これから梅雨が明けるまでは、山仕事は休みます梅雨が明ければ、下草刈りが待っています。それまで、しばしの安息です。
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