水辺の生きものたち~クロサンショウウオ編

水辺の生きもの大好き、ともただのくん。
今年も平林に通い、せっせと新たな小さな池をつくっては、喜々としてそこにすむ水中昆虫や両生類などを観察しています。

今年はその池に、これまで見られなかった生きものが出現しました!

それは3月末のこと。
いつものように、以前まこもを植えるために作った池にオタマジャクシを観察に来た時、クロサンショウウオの卵塊を発見したのだそうです。

2024年3月30日撮影。
ウィキペディアによると、「クロサンショウウオの卵のうは白色不透明であり、全体が透明な多くのサンショウウオのものと外見が異なる」そうです。

その時ばかりは、いつもは物静かな ともただのくんも「やった~!!」とテンション爆上がり↑↑↑笑 だったそうで、それからというもの、平林に頻繁に通ってはコツコツとクロサンショウウオの観察を続け、また、池が渇水したからといっては、他の池に移してあげたりなど、かいがいしく世話を焼いたりしていたのでした。

今回はせっかくなので、コツコツと撮りためてくれたクロサンショウウオの成長の記録をここでシェアしてもらうことにいたしましょう。

さて、あの卵塊はどうなったでしょうか・・・。

3週間後 2024年4月21日撮影 卵の中にうっすらと形が。
同日撮影 こちらはだいぶはっきりした形に。よ~く見るともうおぼろげながら、えらがありますね。

そのようにして、この2~3カ月、来るたびに池の泥水の中に この子たちを探しては、観察・撮影するということを続けてきました。

2024年4月21日撮影。まだちょっとメダカっぽい。
2024年4月27日撮影。

このヒラヒラっとしたえらが、かわいいですよね。
何でも「幼体は3対の外鰓(えら)と眼下部にバランサーと呼ばれる器官を持つ。バランサーの用途は不明だが前肢が生えると消失する」だそうです(こちらもウィキペディア調べ)。ふ~ん、そうなのかあ。。

そして観察熱の高まったともただのくん、途中からは透明なケースを買ってきて、その中にお子たちを入れて観察したり、撮影をするようになりました 笑。

2024年5月31日撮影 ともただのくんが知る限り、この池には2匹の子たちがいるようです。
2024年6月1日撮影 かわいい~。
2024年6月14日撮影。顔がだいぶ両生類っぽくなってきましたね。

そ、そして・・・。

2024年6月14日撮影 ついに、手足が!

手足が生えてきたということは、もうすぐ現在の幼生から幼体となって、池から陸上に上がってしまうのでしょうね。そうなると、もうこれまでのように池で観察するということは難しくなり、ちょっと寂しいような気もしますが・・・でも無事に大人(成体)になってくれるのが何よりですもんね。

大人になった姿をネットで検索してみたら、もう えらもなく、しとっと黒光りした、いわゆるサンショウウオの画像が出てきました。しかし考えてみると、クロサンショウウオに限らず変態ってすごい不思議ですよね。幼生が成体になる、そんなの当たり前でしょっていう感覚を取り払って見てみると、生命って本当に神秘的で奇跡がいっぱいだな~とつくづく思います。

このクロサンショウウオ、全国的に見ると準絶滅危惧種なのだそうです。
そんな 場所によっては珍しくなってきている生きものが、自分たちが整備している山にいてくれるなんて、うれしい♪

これからも里山整備を通じて、いろんな生きものたちが調和とバランスを保って存在していけるような環境づくりのお手伝いができたらいいなと思っています。

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