密立した小径木を人が歩けるように間引きしたり、大樹の太い枝を剪定したりして、地表に木洩れ日が落ち、樹々の間を薫風が抜けていくようにすることから雑木林の再生がスタートする。
ここで、除伐や剪定によって発生する大量の丸太の利用方法を見つけることも、雑木林の再生の課題でもある。これは、その試みのメモである。
2019年11月に、胸高直径25センチほどの楢ノ木を間伐した。それを直径7,8センチの枝まで、60センチから1メートルほどに切り分けた。
2020年4月に、切り分けた原木に縦横10センチ間隔でシイタケの菌駒を打ち込んだ。使った菌駒は500個入り一袋だった。それを山の のり面に並べて、切り倒した小枝を置き、その上から落ち葉をかぶせた。
2021年4月 シイタケの菌が原木全体にまわるように、葉の下に寝かせておいた原木を掘り出し、北向きの のり面に枕木を置いて、その上に原木を並べた。
2021年11月8日 大笊一杯のシイタケを採ることができた。
[2022年以降の取り組み]
2021年11月内にホウノキと楢ノ木の胸高直径 30センチ前後の木を切り倒し、来年の4月に菌駒を打ち込む予定だ。用意する菌駒は、シイタケ、ナメコ、ヒラタケ各1000駒ほどを予定している。
原木の太さによって収穫量が異なるが、経験からすると太い原木はナメコに、直径20センチ以下の原木は、ヒラタケやシイタケの原木に向いているように思う。それを確かめる予定だ。
放置されてきた雑木林では胸高直径40センチほどのものが多くあり玉切りしても、重すぎて搬出も難しい。整備された雑木林を、そのままキノコ類の自然栽培の場にすることの可能性を探りたい。
こうした活動を次の世代を担う子どもたちへの環境教育の機会にできないか、その可能性も探りたい。そのためには、子どもたちを招待して、山にあそんでもらい、その感想を聞かせてもらって、今後の参考にしたいと考えている。
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