カモシカがやって来た

昨日(8月22日)の昼下りのことです。特別天然記念物のカモシカがやってきました。窓ガラス越しになりますが距離5メートルのところで、ジッとこちらを見つめています。

撮影・2022.8.22

カモシカは山の手入れをはじめてから、よく顔を見せる様になりました。順不同になりますが、これまで姿を見せたカモシカの写真を集めて見ました。

撮影・2021.3.27
撮影・2018.3.23

冬毛におおわれていて、ふんわりしていました。

撮影・2018.3.23

春の新芽の萌えるころ、秋に下草を刈った場所によく姿があります。そこが食べやすいところに草木の新芽がのびることを知ってのことです。

撮影・2020.7.17

やさしい眼をしたカモシカです。くくり罠から逃れてきたのでしょうか? 左前足の膝から下がありません。生き延びているか心配しましたが、いまでも時々見かけます。

撮影・2020.6.21

窓からアジサイを眺めていて、カモシカとアジサイの入った写真が撮れたらいいなぁ、と思っていました。パソコンのメールをチェックしていて、外に目を向けたら、本当にそこにカモシカがいて、こっちを向いていました。なにかポースを取っているようにも見えます。カメラを取り出し、シャッタを切るまで動きませんでした。以前から、生きものとはテレパシーの交信ができているように感じていました。このことは、それが確信にかわりました。

カモシカの糞 撮影・2020.4.9

カモシカは、人の手の入った里山がお気に入りのようです。落ち葉の上に木洩れ日が届くから山野草が群落をつくります。また、刈り取った小径木の切株から多くの新芽が伸びますから若葉を容易に食べることができます。カモシカは縄張り内の変化を常に観察し、どの時期に、どこに行けば食べ物を確保できるかをよく知っています。私が山にどのような手を加えたかを見ています。そして、ときどき私の姿を観に来ているように思っています。

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