2年以上にわたるコロナ禍の環境下におかれた、とくに都会の若い人たちの中に、これまでのライフスタイルを見つめ直そうという動きが静かに進行しています。都会の機能的な便利さや快適さよりも、安心して口にすることができる食べ物、ゆったりとした時のながれに彩られ移ろいで行く山川草木など、自然に包まれた心地よさを感じなら暮らしたいという人がふえてきました。
私たちは「森をそだてることは 人をそだてること」を合言葉に、春からの取り組みをはじめます。地域の子どもたちに参加を求め、ともに山林整理を進めていきます。”子どもを山にあそばす”という発想ではなく、ともに汗をかき、感じたことを教えてもらい。それを里山づくりに活かしたいと考えています。子どもたちの考えは、大人よりも宇宙の智慧に近いからです。
植物園の人が整備した道から観察するのではなく、里山の樹々のなかに分け入り、木や花の匂い、風を感じ、小鳥のさえずりに耳をすましながら、落ち葉の積もった小径を歩く。そして、五感で里山の心地よさをかんじる。そして、山が育ててくれた木や竹をもらい(切り)、野菜づくりにいかす。
山の落ち葉を入れた畑をを耕し野菜をそだてる.働くことの大変さとたのしさを体験する。
自分の食べたワラビがどんなとことに生えているのが、実際山に入って摘んでみる。はじめはススキ新芽や笹の子との見分けは付かないでキョロキョロしているが、コツをつかむと次々と見つけていく。
農薬による環境汚染を告発したレーチェルカーソンは〈「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではない〉といったが、その通りだと思う。自然の中で見つけた不思議やきれいさ、驚きは、子どもたちに創造力の若芽になります。その手伝いができることを願っています。
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