平林の山で採れるキノコと言えば、これまではもっぱらシバタケ(アミタケともいう)というキノコだったのですが、何と今年の秋、会のおおばさんが興奮気味に、平林の山で舞茸を見つけたと報告をしてくれました。
天然舞茸といえば、枕言葉のように「幻の」という言葉が付く、非常に貴重なキノコです。
売っていることも少なければ、店頭で見かけたとしてもなかなかなお値段で、見かけるたびにいつか食べてみたいなあと憧れのような気持ちを抱いていたものでした。
しかし平林の山で採れるとなると、いつか口に入ることもあるかもしれません。これは楽しみだなあなどと思っていましたら、その話を聞いたその週のうちに、おおばさんから「舞茸が採れたから分けてあげる」との連絡があり、分けていただくことになったのでした!
まずは、おおばさんの今回の収穫を見せていただきましょう。ジャジャーン!
舞茸はブナ、ミズナラ、コナラ、トチノキなどの木に生えるそうですが、おおばさんはこれまで平林の山で舞茸を見かけたことはなかったそうです。
それは昔は舞茸が育つ木が、薪や炭にするために大きく太く育つ前に切られてしまっていたからで、この頃は間伐されなくなった木が大きく太く育ってきたため、舞茸が出るようになってきたのではないかというのがおおばさんの考えのようです。
一説によると、舞茸という名は見つけた人が喜びのあまり舞い踊ったことから付いたそうですが、私も舞い踊るような気持ちでありがたくお裾分けを頂きまして、その夜早速味わわせてもらいました。
まずは定番のキノコご飯にたっぷりと使い、残ったものはカリッと揚げて天ぷらにしました。
初めて食べた天然の舞茸は、コリコリシャクシャクとした素晴らしい歯ごたえ。売っている栽培されたものとはまるで別物でした。
キノコご飯には原木栽培で採れたシイタケも併せて使っており、天ぷらとさつま汁にしたサツマイモもちょうど畑で収穫したばかりのもので、まるで秋の大地の恵みが一堂に会したような食卓に、何て豊かなんだろうという感謝の気持ちでいっぱいの食事となりました。
おおばさんには舞茸の他にもいろいろと頂きました。ありがとうございます!
また今週は秋の味覚ラッシュで、畑の木になった渋柿で干し柿作りもしました。
里山の秋は豊かです♪
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