クサビで伐倒方向をコントロールする

先日、ともやんに頼まれて、ともただのくんがスギの木の伐倒をしました。

チェンソーによる伐倒をやっていて学ぶことに、伐倒方向をコントロールすることがあるかと思います。
木の重心のまま伐倒するのが一番簡単なこととは思いますが、そうなると斜面では基本的に谷(下)を向いて倒すということになり、木を伐るたびにいちいち下に降りて木の片付けをすることになってしまい、作業の効率も悪くなりますし、体も疲れます。
また、重心が向いている方向が空いていればいいですが、もしその先にある木に、伐った木が掛かってしまうと、その掛かりを外すというすごく手間かつ、危険な作業が待っていることになります。

伐倒方向のコントロールは、ウインチを使ったりする方法もありますが、一番基本的な方法は「クサビ」になるかと思います。クサビを使った伐倒の経験は私(おくさん)もあるのですが、実際にやってみると、重たい木が倒れたがっている重心方向に逆らって倒したい方向に倒すのって、なかなか難しいことだなあと実感しています。
そこへいくと、ともただのくんは今回の動画の中でも、ごく簡単そうにスコスコとクサビを入れて、狙った方向にサクッと倒しています。まあ、さすがプロと言ったところですね。

ちなみに、クサビはハンマーで叩いて入れますが、動画やサムネイルにも映っているこのハンマー、1.5キロもあります。腰から下げてるだけでも重いやつです。柄はツバキの芯の部分を使って手作りしたのだそう。ツバキはカシよりは硬くないけど、カシよりも粘りがあるんだそうですよ。

この動画が、伐倒が初級、中級の人へのこういうやり方もあるという、一つの参考になったらいいなとも思っていますが、チェンソーで伐倒しない人も楽しめるものにもなっていると思います。ぜひご覧ください♪


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