春の野草を食べる♪

白い雪に閉ざされていた冬も明け、心が浮き立つ春となりました。
自然の恵みである山菜の他に、もう一つわが家が毎年春、楽しみにしているのが野草です。

私は、春の野草は冬の間に眠った体を目覚めさせ賦活し、これから1年間元気に活動していく活力を与えてくれるものと認識しています。

畑で取れる野菜ももちろんおいしく栄養あるものですが、野菜ってお世話をして、ある程度守ってあげる必要がある、デリケートな植物であることも確かです。

ところが野草は春になると真っ先に、どんな石だらけの荒地だろうが、栄養のない土壌であろうが、どこからともなく誰も植えてもいないのにワラワラ生えてくる。
そして虫にも負けず、日照りにも負けず生き延びる。
その生命力たるや、素晴らしいものだと思いませんか?(私は思います!)

そんな素晴らしい野草のパワーをぜひとも分けていただきたい!ということで、仕事や家事の合間にせっせと外に出ては、今日は何の野草を食べようかな~?とニンマリしながら、野草採りにいそしむ私です。

というわけで今年の春、うちで食べた野草を幾つかご紹介します。

まずは春の野草といえば、のつくしです。
何度か食べてみて茎のシャキシャキとした食感に、もやしに似てる!と思い、ナムルにしてみました。
エグみが強いのは頭の部分なので、サッとゆでた後、頭をよく洗って少し水にさらすといいみたいですね。

はかまを取るのがちょっと面倒ですが。。
おろしニンニク、ゴマ油、鶏がらスープの素などとあえました。

そしてカンゾウ。これは会のおおばさんが食べたと聞いて、そういえばうちの畑にも生えていたぞと思い出し、食べてみました。食感がニラと似ています。ニンニクと合わせて調理すると、味はほぼニラになります。歯ごたえを残すようにさっと火を通すのがコツみたいですね。餃子なんかに入れてもおいしそうです。

特徴的な形をしています。
ペペロンチーノ風にしておいしく頂きました。

お次はノビル。
味や食感はアサツキと似ているように思います。
毒のある水仙と似ているといわれていますが、水仙の葉はまっすぐに伸びた平たい葉なのに対し、ノビルは筒状でちょっともしゃもしゃしているので、見慣れたら間違えるようなことはないかと思います。

引っ張っただけでは球根が抜けず、移植ゴテで掘りました。
これはスタンダードな、ぬたに。

そしてタンポポ。
ハーブ王子(笑)こと、山下智道さんの本『野草と暮らす365日』で紹介されていた、タンポポの鶏肉香草焼きをまねっこしてみました。

塩コショウした鶏肉に、刻んだタンポポをすり込んでグリルします。
おいしそうに焼き上がりました。

タンポポは、利尿を促したり、母乳の出を良くしたりする民間薬としても使われているそうですね。
これまでタンポポコーヒーなどは知っていても、食用として考えたことはなかったのですが、この香草焼き、なかなかおいしかったです。

ホースラディッシュやクレソンみたいなスーッとしたワサビのような辛みがあるのですが、でも辛みがドーンと前面に来ない、鶏肉に寄り添うような控えめな感じで、また肉が引き締まったような感じもあって気に入りました。今度作るときは、もっとモリモリにタンポポの量を増やしてみようかと思っています。

そしてラストは、オオイヌノフグリです。
オオイヌノフグリなんていうこの花の可憐さにはそぐわない、一体誰が付けたの?ってな名前が付いちゃってますが、「天神唐草」、「瑠璃唐草」、「星の瞳」などの別名もあるそうです。
実は、この花、エディブルフラワー(食べられる)なんですよね。これもハーブ王子の本からヒントを得て、今年は春のお花畑のようなスイーツを作ってみよう!と思い、オオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウ、菜の花の花びらを透明なゼリーに閉じ込めて、レアチーズケーキの上に載せてみました。
かわいらしいお花たちと甘酸っぱいレアチーズケーキの味がマッチして、乙女心が萌え萌えキュン(?!)な出来栄えとなりました!

春先になるとあちこちに出現する、瑠璃色の絨毯。
「お花畑のレアチーズケーキ」、イメージどおりに出来上がりました♪


まだまだこれ以外にもヨモギやハコベ、ヨメナ、カラスノエンドウなど、春のおいしい野草は他にもたくさんあるのですが、随分と長くなってしまったので、それはまたいつかの機会に譲りたいと思います。

野草、最高!


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