私たちの会では、山を手入れする機械代や燃料代など、それぞれ各自自分持ちでやっていることも多いのですが、その他にもホームページの運営費用やメンバーの傷害保険など、細々とした費用も発生し始めています。また今後は平林地域の活性化など、里山整備に限らず、さらなる活動の広がりも出てくるのでは・・・という、そこはかとない予感もあったりします。
そういうわけで、昨年の設立1年目からいろいろと活動資金の捻出にチャレンジしています。
まず取り組んだのが、富山県の森づくり提案事業です。これは県内の森林ボランティアに向けての助成金で、国にも森林ボランティア団体に向けた「森林・山村多面的機能発揮対策交付金」というものがあるのですが、それの県バージョンという位置付けになるかと思います。
最初は、他県で森林ボランティアグループを運営している知人が、国の交付金の助成を受けていたので、私たちの会でもできないかと調べてみたのですが、かなり提出書類の要件が厳しく、もっと気軽なほうがいいねということで県の森づくり提案事業に申し込むこととなりました。
ですが、気軽な気持ちで申し込んだもののふたを開けてみると・・・助成金は主に、活動日数×幾らという計算になっており、その証明には活動日ごとに、作業に使う動力機械、作業前の現場、本人の作業中の様子、作業後の現場の4点セットの写真が要るということ、加えて同日に複数名が作業する場合は集合写真も必要ということでした。
活動日数が多く、また特に集合もせず、あちこちに散らばりバラバラに作業することの多い私たちにとっては、写真をそろえるのもなかなかのひと苦労、となったのでした。。(ただそのおかげで、ホームページや動画の材料となる写真はたくさん集まりました。。)
しかし活動が進むにつれ、みんな面倒くさいのか作業をしてもだんだんと写真を撮らなくなり(笑)・・・
それでも、そろった写真を集め活動した日数を計算してみると、4名で130日分ありました。
この森づくり提案事業、同じ団体で3回(3年)まで申し込むことができるということなのですが、資料作成に予想外に時間がかかったため、すみません、今年はちょっとお休みさせてください・・・と、事務局の私がお休みを申し出た次第です。
そんな中、この平林地域と縁の深い企業に資金協力をお願いできないかと動いていたのですが、そのお声掛けさせていただいたのが、アール・タチバナ株式会社さんです。
アールタチバナさんは富山市にあるタチバナグループのグループ会社になりますが、タチバナグループは土石販売業から始まって、土木建築、解体、運輸、さらに廃棄物中間・最終処理、リサイクル再生資材販売と事業領域を広げ、グループ内に「循環型社会」を構築している、非常に環境への意識が高い企業です。
グループ全体で、製造工程で発生した廃棄物を別の製造工程の材料として使い、廃棄物をなくすという取り組みを行っているということで、森や自然を大事にしていきたいという私たちの会の目的とも、とても親和性が高いことや、アール・タチバナさんの最終処分場が平林にあるため、平林地域とも非常に縁が深く、以前より懇意にしていただいているということから、今回お声掛けをさせていただきました。
写真は、昨年11月にこれまでに整備した範囲を一緒に歩き、井城(いいき)取締役と企画管理室の坂上さんに見ていただいた時のものです。
またこの1月にも本社のほうにお邪魔して、橘泰行専務取締役、橘芳美取締役、東事業部長や坂上さんとお話をさせていただく機会があり、その結果、今年度から支援を行っていただけることとなりました。
実際にお会いしてお話をしてみた感想ですが、橘専務取締役をはじめ、皆さんが環境に対する意識や関心がとても高く、また私たちのような新しいグループの取り組みに対しても、非常に好意をお寄せくださっていることを感じました。まだまだ始まったばかりの小さなグループですので、このようなことを書くと大変おこがましいのかもしれませんが、将来的に何か面白い、ワクワクするようなことを一緒に協働していけるようになったらいいななどと感じた次第です。
これを皮切りに、いいお付き合いをスタートしていけたらいいなと思っています。
支援企業のページを作りました。ページへは、こちらからどうぞ。
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