きのこ吹き出す 晩秋の森

今日の雨で、色づいた葉も少なくななり、ひらりんの森は間もなく雪の季節をむかえます。今から60年も前のことになる。プロパンガスが普及しはじめ、山に焚き木を作りに行く人は減っていき、とうとう広葉樹の森には人が入らなくなりました。定期的な伐採がなくなった森は、強存共強の森本来の姿に戻っていきました。大樹が太陽を独り占めするようになり、次第に地表には光が届かなくなり森は暗くなってしまいました。そして森から自然のきのこは消えてしまいました。

森は強存強栄の世界へ変わっていった。

人の手の入っていたころの広葉樹の森は、10月の半ばから11月末ころまで、落ち葉から吹きあがってくるようシバタケが出るし、古株や風倒木を覆いつくすほどのナメコも出ました

たらい一杯のナメコも採れた

私たちは、きのこの森を蘇らせるべく取り組んでいます。2年かけて間伐し森を明るくしました。また間伐した木にシイタケやヒラタケ、ナメコの菌コマをいれて、山に置き、伐採した木に菌が拡散させようとしています。

間伐した木でシイタケを育てる
ナメコを育てる
ヒラタケを育てる

森はすばらしいキノコの芸術作品を創ります。次にそれを紹介しましょう。全部サルノコシカケの仲間のようですが、個々の名前はわかりません。

里山の自然は未知のところが多く、とても繊細です。少しずつ手を貸して、どのように移ろいでいくのか見守っています。

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