マコモのしめ縄づくり

2021年も、もう終わりますね~。。
今年最後の記事は、初めてトライしてみた「しめ縄づくり」についてです♪

しめ縄には、山で栽培していたマコモを使いました。
山の湿地を活用して、そこに植えておいたものです。

マコモは、縄文時代からあったといわれているイネ科の植物で、実(み)はワイルドライスと呼ばれているそうで、ざっくりとお米の先祖的なものと言ってもいいのかもしれません。
万葉集や古事記にも登場し、「神の宿る草」ともいわれ、由緒ある神社などでは今もしめ縄の材料として使われているようです。浄化力が強く、植えておくと水を浄化してくれたり、摂取すると体内の浄化もしてくれるそうですよ。私もマコモの葉を乾燥させたものをお茶にしてよく飲んでいます。

さて、マコモはこんな感じで植えました。

草刈りをして…
マコモ用の田んぼをつくりました。去年(2020年)の11月のことでした。
そして今年(2021年)4月末に植えて・・・
11月に収穫。大きくなりました。
今後は分けつして、もっと増えていってくれることでしょう。

これも里山、里地の活用の一つですよね。

来年度以降も里山、里地をそれぞれがワクワクするいろいろなやり方で活用していけたらいいなと思っています。
会の他のメンバーも、
おおばさんは、里地でそばづくりをしてみんなで食べようと計画してくれているようですし、
ともやんは、地域の保育園の子どもたちを里山に呼ぼうと張り切っています。
会の活動もこれからいろんな方向に活動が広がっていきそうで、楽しみにしています。

さて、収穫して以来、マコモはずっと室内につるしてあり結構乾燥し始めていたのですが、作る時にちょうど外で雨が降っていたので、しばらく雨ざらしの中に置いて柔らかくしてから作り始めました。

しめ縄の詳しい作り方は検索するとたくさん出てきますので、今回詳しくは書きませんが、
ざっくりと説明しますと・・・

STEP
マコモを3つの束に分け、そのうちの2つを縒(よ)っていきます。
それぞれの束を左回りに縒りながら、ねじねじしていきます。

初めてのことでちょっと要領がつかめず、縄がぐだぐだな感じになってしまったので一回やり直しをしたのですが、
縒りはきっちりと均一に、ねじねじも一回一回ギュッとしっかりとねじっていく、がポイントみたいです。

STEP
できた束を残しておいた束と合わせ、縒っていきます。
できた束ともう一つの束を束ねて・・・
新しい束も左回りに縒りながら、一つ目の束の目にグルグルと沿わせていきました。
STEP
何とか完成!
それらしい形になりました。
STEP
せっかくなので、紙垂(しで)も手作りしてみようっと。

A4サイズ4分の1の大きさの紙を、3×4に折り、図の黒い線で切って青い線でパタパタと手前に折り返すと、簡単に紙垂ができます。この作り方もYouTubeで検索すると、たくさん出てきます。

というわけで、玄関先に飾ってみましたYO!
じゃじゃーん!

コピー用紙(笑)で作った紙垂と、裏白(うらじろ)代わりに平林の山からもらってきたアテの木の葉っぱ、そしておおばさんから頂いたゆずをあしらってみました。

まるで龍の姿のような、しめ縄となりました。
そう、来年は龍の如く縦横無尽、自由自在といきたいですね!(寅年ですが)。

自分で実際に作ってみるというのは、やっぱり楽しいですね。

時間をかけて育ったものと、そして縁あって手元に来たものとでしめ縄をつくって、それを飾り付ける。

そういう時間を過ごしたことで、今年を終え、そして新しい年に向かう心境が一つ整ったような気がします。


さて、今年は会が正式に立ち上がり、このホームページやYouTubeでの発信をスタートすることができました。
今年はいわばベースの部分をつくったと言えるのかもしれません。
来年はそれをじっくりと育てていける年になったらいいなあと思っています。

今年このホームページを見に来てくださるようになった皆さんに、あらためてお礼を申し上げます。

私たちの活動に興味を持ってくださったり、応援をしてくださって、ありがとうございます。
そして来年も、どうぞよろしくお願いいたします。



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