早春の平林の里山

雪の消えると山里は一年で一番忙しい時期をむかえます。

ます雪に折れた木や竹の始末、それをおえると雪で硬くなった田畑をおこし、

ジャガイモや葉野菜の畝づくり、田植えの準着など、ぎっしり予定がつまします。

春の立山連峰

平林の奥に見える牛岳の雪が溶けはじめ、山肌が白と黒とのまだら模様になります。

雪が消え始めた牛岳

峡谷の岩肌も若草色が混じるようになりました。

この小川が、数万年のときを経て一つの山を二つに切り分けた

平林の山波、大半が広葉樹の自然林です。

この正面手前に見える山が「平林里山整備の会」が手入れをしている広葉樹の森です。

平林の集落と里山

春の里山の整備は、雪で折れ倒れた木や竹の始末から始まります。

まだ雪の残る早春の里山

自然林の手入れは、人の好きなように造り変えるのではありません。

木も花もそれぞれが 最も美しい姿を持っています。

人は、木や草の声に耳を傾けて、それぞれがいちばん美しくなるように、

森の生きものが棲みやすくなるよう手伝うことです。

山は、それらを調和させながら、全体を整えていきます。




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