平林里山整備の会では、竹林の整備も行っています。
竹林の整備といえば、全ての竹を切る全伐というやり方もありますが、風情のある景観を残したい、春先にはタケノコも楽しみたいということで、間伐にしています。
竹を整理した場合に困るのが、切った竹の始末なんですよね~。
集積したり、チップにしたりなどの方法もありますが、竹を集積するには技術も要りますし、労力も手間暇もかかります。またチップにするのも、チッパーが必要になるなど、なかなかそう手軽に行える方法ではありません。
そこで竹林担当のおおばさんが目を付けたのが、竹炭づくり。
それも炭窯を使ったつくり方ではなく、直に竹を燃やす「消し炭」です。
竹炭というと、棒や板状の炭もありますが、この炭は粒状で土壌改善や畑の肥料として使われるものになります。
最近はこの消し炭、ポーラス竹炭などともいわれているらしいですね。
ポーラス竹炭のポーラスは「多孔質」という意味だそうです。構造の中に穴が多く、微生物のすみかとなるので、上述したように土壌改善や畑の肥料にぴったりなのだとか。また炭になることでCO2が固定されて大気中に放出されないので、CO2 削減に貢献するなどともいわれているらしいです。
先日、おおばさんが炭をつくる際につくり方を教えてもらいましたので、ご紹介します。
まずは、燃やす竹の節の部分にチェンソーで切れ目を入れます。これは燃やした時に竹が膨張して爆発し、パンという大きな爆発音がすることがあるのですが、それを防ぐためです。
消し炭にするため、また何かあったときのために、消火できる設備が必要です。また乾燥する、火災の起こりやすい季節(春)には作業は行えません。
竹が燃えすぎて灰にならないよう、
燃え残った部分を燃えている中心に載せて、ふたをしていきます。
燃え残りが少なくなってきたところで、消火します。
火が少しでも残っていると全部燃えて灰になってしまいますので、蒸気が出てこなくなるまで水をかけるのがポイントだそうです。
完成しました! 朝8時に作業を開始して11時過ぎには終了という感じでした。できた竹炭は後日分けてもらえるということなので、来年の春、畑にすき込んでみたいと思います。それにしても、私にとっては久々のたき火、楽しかったな~。。ぜひまた竹炭づくり、やってみたいです!
ブログ村 里地里山ランキングに参加中です♪
コメント