ゼンマイ採りのとき、ちかづく

3月のおわりころからゼンマイ採りのときが来ます。ゼンマイの萌え出る場所は山の下の陽あたりのいい処から次第に高いところに、谷の奥の険しい急斜面に移っていきます。今回はその様子を紹介します。またその時がくれば、アップもします。

これが、山に向かう準備です。崖から滑り落ちることも想定して、薬や包帯も用意します。また、スマホの電波の届かない場所がありますから、ルートを描いた地図などのメモを家に置いておきます。靴はスパイク付きの長靴、大蛇のような藤を切って、森の健全な姿を復元させるためにノコギリも持って行きます。

太くて柔らかく、ほんとうにうまいゼンマイは、こんな谷のドンづまりの急斜面に生える

こうした狭い沢筋の急斜面に太いゼンマイが生える。スパイク付きの地下足袋か長靴でなけば採ることができない
種を保存するために胞子の持っている”とここゼンマイ”は採らない。また、同じ株から何回も収奪しない。自然の生態系はこわれやすいから、先人たちが守ってきたルールから外れたことはしない

ブログでもゼンマイの茹で方が紹介されていますが、茹で時間が長いように感じます。ゼンマイはそんなにアクがありませんので沸騰したお湯に入れて再沸騰したら3~5分ほどで揚げて冷水にさらします。茹ですぎると、形が崩れ歯ごたえもなく、うまくありません。そして、すぐにムシロ、なければビニルシートの新聞紙を重ね置きして、広げます。水分がぬけて、茎にしわが出てきたら、柔らかく揉みながらうどん玉にまとめていきます。モミが足りないと、お湯でもどした時、ゴワゴワすることがあります。





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