12月に入り、いよいよ富山でも冬らしい冷え込みを感じる日も増えてきました。
寒いのはあまり得意ではないのですが、それにしても澄んだ空気の中で見る、雪をかぶった立山連峰のきれいなこと! 寒い季節だからこその素晴らしさっていうのもあるものですね。
私(おくさん)も、今年の山の整備作業はひとまず終了かなというところで、これからは暖かい家の中でぬくぬくと、山で採れたものを使っていろいろと何か作るという、創作のお楽しみの時期に突入します。
今年はクリスマスシーズンに向かって、何を作ろうかな~とワクワクしていた時に思い付いたのが、ドイツの伝統的なお菓子、シュトーレンです。
この時期になるとパン屋さんの店頭などでよく見かけるようになりましたが、自分でも里山で採れたものを使って作れないかなあと思っていたんですよね。
シュトーレンの材料といえばドライフルーツなのですが、そういえば、畑の渋柿で秋口に作った干し柿があります。それを入れてみたらどうでしょうか。ネットで調べてみると、シュトーレンに干し柿を入れたもの、結構あるようです。うん、いいかも~。
あと、生地にはレモンピールとかオレンジピールも入れるようなのですが、
おおばさんからたくさん頂いたゆずがあるから、ゆずピールを作って入れてみたら面白いかもしれません。
そうなると干し柿とゆずで、和な感じだから、せっかくだから小麦粉ではなく、米粉で作ってみましょうか。
バターも重いから他の油に置き換えたほうがいいかも、というような感じで、里山で採れた柿やゆずを使った米粉のシュトーレン、作ってみました。
今回使った干し柿です。
ゆずピールのほうは、何度かゆでこぼしたゆずの皮を果汁、水、砂糖を加えて煮詰め、細く切った後にオーブンで乾燥させ、グラニュー糖をまぶすという手順で作りました。
ちなみに、今回作るにあたって参考にさせていただいていたこちらのレシピ(米粉のレシピ帖:米粉シュトーレンの作り方 詳しい工程を知りたい方はぜひこちらで)では甘酒を使っていたので、甘酒もつくって加えてみましたよ♪
他にも3年ほど寝かしてあったラム酒漬けのドライフルーツやナッツなども生地に練り込み……
なんか気が付けば一つ一つすごい時間と手間ひまかかってるやん、高級やん笑というシュトーレンが完成しました。
食べてみると、大きなままごろっと入れた干し柿が、しっとりしていい感じです。干し柿は派手な味じゃないので、生地の中に入れると埋没してしまうかもと思っていたのですが、ドライフルーツの一つとしてうまく収まっている感じです。刻んで入れたゆずピールも、ほんのりほろ苦く、でも主張しすぎることもなくこれまたいい感じ。
初めてにしてはまずまずの好感触! これはぜひ毎年作っていきたいなあ。
ゆずと柿を使った米粉のシュトーレン、これからわが家のクリスマスシーズンの風物詩となってくれそうな予感がしています。
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