ひらりんの森に生息するカエルたち~アカガエルとヒキガエル

突然ですが、山にもカエルがいるってご存じでしょうか。
私(おくさん)は、以前他県で山仕事をしていましたが、山で作業中カエルを見たことはついぞなく、カエルは田んぼや平地の池にいるもので、山にはいないと思い込んでいました。

でも、ここ富山の平林に来て作業中に、初めて木の枝に緑鮮やかなモリアオガエルを見つけ、「山にもカエルっているんだ~!」と目からうろこだったのを覚えています。なので、このホームページを始めた時も、迷わずモリアオガエルをアイコンにしたものでした。きっとこの山は適度に湿地もあり、カエルが生息しやすい環境なのでしょう。

作業中に会ったモリアオガエル

この会のメンバーであり、私のパートナーでもある、ともただのくんは、カエルが大好き。
元々、千葉県湾岸の埋め立て地にある団地に生まれ育った彼ですが、そんな人工的な場所においてもカエルやザリガニなどが生息している場所などを探し出し、観察をしに行くのが楽しみな生き物大好き少年だったそうです。

それは大人になった今も変わらず、作業をしない日でも、春先などはカエルの卵やオタマジャクシに会いに、いそいそと平林に出かけていきます。そんな様子を見るにつけ、こんなふうに本当に自然を愛する人が整備をするのがいいんだよなあと思うのです。

私たちが平林で整備に入るようになったのは2021年春ですが、彼が真っ先にしたのは池づくりでした。
3年の間に一つ、また一つと池は増え、整備している範囲で彼がつくった池は3つとなりました。
それらの池には、いろんな種類のカエルが産卵しに来るようになっています。

最初につくった池は、カエルだけではなく子どもたちもたくさん遊びに来る池になりました。

この3年、ともただのくんは池を整備したり、時に干上がりそうになったオタマジャクシを保護したりなどしながら、カエルを観察し続けています。

その間に撮った画像もだいぶたまってきたので、これからは時折、ともただのくん監修による平林の山や森に住むカエルたちに関する投稿を少しずつ上げていこうかなと思っています。

第1弾の今回は、平林で観察したアカガエルとヒキガエルについて、違いを比較しつつご紹介していきましょう♪

アカガエル(2022年4月撮影)
比較してみるとやっぱり赤いですね。
ヒキガエル(2022年4月撮影)
でっぷりしてます。

春、産卵のため一番初めに池にやって来るのがアカガエルです。
時期は、雪解けにはまだ早い立春の頃なんだそう。

2月、まだ雪が積もっている平林の池
アカガエルの卵(2023年2月5日撮影)

それにしてもまださむ~い2月初旬に産卵に来るとは、気の早いカエルですね。

ともただの

アカガエルは冬眠から覚めて産卵した後、また冬眠するんだそうです。

対するヒキガエルの産卵時期は、だいぶ春めいてきた4月半ばごろ。
卵もアカガエルの卵と形状が違い、チューブ状です。

ヒキガエルの卵(2023年4月9日撮影)
ヒキガエルの交尾の様子(2021年4月11日撮影)

オタマジャクシの写真も比較してみましょう。

アカガエルのオタマジャクシ(2022年4月9日撮影)
ヒキガエルのオタマジャクシ(2021年5月23日撮影)

アカガエルのオタマジャクシは茶色っぽく、ヒキガエルのほうは真っ黒。
あとアカガエルのオタマジャクシがどんどん大きくなるのに対し、ヒキガエルのほうは小さいままなんだそうです。
またアカガエルのほうに大きいのと小さいのがいるのは、同じアカガエルでも産卵やふ化の時期が違うからなんだそうです。

手足が生えた頃のオタマジャクシの写真もありましたので、並べて比較してみましょう。

アカガエル(2022年5月14日撮影)
ヒキガエル(2023年6月2日撮影)

カエルになったばっかりの、ちっちゃな頃の写真もありましたよ。

アカガエルの子ども(2023年6月2日撮影)
ヒキガエルの子ども(2020年8月12日撮影)

両方ともちっちゃくてかわいいですね~。

そして同じカエルでも種類によって、いろいろと違うんだなあ。

ちなみにともただのくんが一番好きなカエルは、ヒキガエルだそうです。
どういうとこが好きなんでしょうか?

ともただの

でかくて、恐竜みたいだから。
大きくなると、のしのし歩くのも好き。

だそうです。
私が好きなのはやっぱり、かわいいモリアオガエルかな。

またそのうちカエルシリーズ第2弾として、モリアオガエルとシュレーゲルガエルについても書いてみようかと思っていますよ♪

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