前回のカエルの記事では、平林の山に住むアカガエルとヒキガエルについて、これまでの観察記録をご紹介しました。
さて今回は、モリアオガエルとシュレーゲルガエルについて取り上げていきます♪
私たちは最初、山で見かける鮮やかな黄緑色のカエルは、全部モリアオガエルだと思っていました。
ところがある年、ともただの君が池近くの草むらの中に泡状の卵が産み付けられているのを発見し、調べてみたところ、モリアオガエルととてもよく似たシュレーゲルガエルというものがいる、ということに気が付いたのでした。
ここで、平林の山の整備でつくった池で産卵が確認されている4種類のカエルについて、産卵時期、産卵場所、卵の形状をまとめてみようと思います。
アカガエル | ヒキガエル | シュレーゲルガエル | モリアオガエル | |
産卵時期 | 立春の頃 | 4月半ば | 5月半ば | 6月梅雨の頃 |
産卵場所 | 池(水中) | 池(水中) | 水辺の草むら | 水辺の木の枝 |
卵の形状 | 粒々のゼリー状 | チューブ状 | 泡状 | 泡状 |
でも実は、山で黄緑色のカエルを見かけても、どっちがモリアオでシュレーゲルか、すごくよく似ていて、はっきりと見分けるのはなかなか難しいそうです。なのでここで掲載する画像も「?」付きで紹介していきますね。
ネットで調べた情報を参考に、ともただのくんがモリアオかシュレーゲルか見分ける判断材料にしているのが、まずは眼の色だそうです。モリアオが金色で、シュレーゲルが黄色っぽいのだとか。
あとは皮膚が厚くキメが荒いほうがモリアオガエルで、つるん、ペロンとしているほうがシュレーゲルガエルというような説もあるようです。
まあでも、私たちは学者ではないので、たまたま見かけた子たちをこれはモリアオかな? こっちはシュレーゲルかもね、などと楽しむぐらいの感じでいいのかもしれませんね。
ともただのくんがこれまで撮ってきた、モリアオやシュレーゲルのオタマジャクシ時代の画像も少しご紹介しましょう。
そしてアカガエルやヒキガエルにはないモリアオガエルやシュレーゲルガエルの特性の一つに、「変色」があるそうです。変色するカエルといえばアマガエルが有名ですが、モリアオもシュレーゲルも、土の中にいると茶色く変色するんだそうですよ♪
さてさて、2回にわたりアカガエルやヒキガエル、モリアオガエルやシュレーゲルガエルについて、これまでともただのくんが撮った記録を少し紹介してきました。
私はこれまでカエルについてはあまり知識がなかったのですが、今回の記事作成に当たっていろいろと教えてもらい、同じカエルといってもこんなに産卵時期や産卵場所が違ったり、変色したり、しなかったり、さまざまなんだな~ということを知りました。
いつかまたカエルについての記事を投稿する際には、それぞれの鳴き声の違いなんかも紹介できたらいいなと思っていますよ。
個性豊かなカエルたちがそれぞれ元気に暮らしていけるよう、これからも整備に取り組んでいきたいと思っています^^♪
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