ひらりんの森に生息するカエルたち〜モリアオガエルとシュレーゲルガエル

前回のカエルの記事では、平林の山に住むアカガエルとヒキガエルについて、これまでの観察記録をご紹介しました。

さて今回は、モリアオガエルとシュレーゲルガエルについて取り上げていきます♪

私たちは最初、山で見かける鮮やかな黄緑色のカエルは、全部モリアオガエルだと思っていました。

ところがある年、ともただの君が池近くの草むらの中に泡状の卵が産み付けられているのを発見し、調べてみたところ、モリアオガエルととてもよく似たシュレーゲルガエルというものがいる、ということに気が付いたのでした。

シュレーゲルガエルの卵(23年5月26日撮影)


ここで、平林の山の整備でつくった池で産卵が確認されている4種類のカエルについて、産卵時期、産卵場所、卵の形状をまとめてみようと思います。

アカガエルヒキガエルシュレーゲルガエルモリアオガエル
産卵時期立春の頃4月半ば5月半ば6月梅雨の頃
産卵場所池(水中)池(水中)水辺の草むら水辺の木の枝
卵の形状粒々のゼリー状チューブ状泡状泡状
池の上の枝に集まって産卵するモリアオガエル(22年6月4日撮影)

でも実は、山で黄緑色のカエルを見かけても、どっちがモリアオでシュレーゲルか、すごくよく似ていて、はっきりと見分けるのはなかなか難しいそうです。なのでここで掲載する画像も「?」付きで紹介していきますね。

ネットで調べた情報を参考に、ともただのくんがモリアオかシュレーゲルか見分ける判断材料にしているのが、まずは眼の色だそうです。モリアオが金色で、シュレーゲルが黄色っぽいのだとか。

金色の目をしたモリアオ(?)(22年6月4日撮影)
黄色の目をしたシュレーゲル(?)(22年9月14日撮影)

あとは皮膚が厚くキメが荒いほうがモリアオガエルで、つるん、ペロンとしているほうがシュレーゲルガエルというような説もあるようです。

かぼすのようなザラザラした皮膚のモリアオ(?)
(22年6月4日撮影)
つるんとした皮膚のシュレーゲル(?)
(22年5月13日撮影)


まあでも、私たちは学者ではないので、たまたま見かけた子たちをこれはモリアオかな? こっちはシュレーゲルかもね、などと楽しむぐらいの感じでいいのかもしれませんね。


ともただのくんがこれまで撮ってきた、モリアオやシュレーゲルのオタマジャクシ時代の画像も少しご紹介しましょう。

手足の生えたモリアオガエル(?)
(21年8月11日撮影)
カエルになりかけのしっぽ付きのシュレーゲル(?)
(22年6月26日撮影)


そしてアカガエルやヒキガエルにはないモリアオガエルやシュレーゲルガエルの特性の一つに、「変色」があるそうです。変色するカエルといえばアマガエルが有名ですが、モリアオもシュレーゲルも、土の中にいると茶色く変色するんだそうですよ♪

土色に変色したシュレーゲル(?)
(23年4月9日撮影)

さてさて、2回にわたりアカガエルやヒキガエル、モリアオガエルやシュレーゲルガエルについて、これまでともただのくんが撮った記録を少し紹介してきました。

私はこれまでカエルについてはあまり知識がなかったのですが、今回の記事作成に当たっていろいろと教えてもらい、同じカエルといってもこんなに産卵時期や産卵場所が違ったり、変色したり、しなかったり、さまざまなんだな~ということを知りました。

いつかまたカエルについての記事を投稿する際には、それぞれの鳴き声の違いなんかも紹介できたらいいなと思っていますよ。

個性豊かなカエルたちがそれぞれ元気に暮らしていけるよう、これからも整備に取り組んでいきたいと思っています^^♪

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