先日、会のメンバー、おおばさんの竹炭づくりにご一緒した時のことです。
作業が終わった後、作業していた竹林近くのやぶにおおばさんが連れて行ってくれたのですが、そこで出会ったのが「ナツハゼ」の木でした。
私にとっては初めましての木のはずですが、すごく特徴がある木でもないので、ひょっとすると初めましてではないのかもしれません。
山に実がなる木は結構ありますが食べられないことも多いので、これは食べられるんだ~と思いながら、勧められるままに実を採ります。途中でちょっとその実を口に運んでみると・・・。
想像してたとおり、生ではちょっとというくらい酸っぱいです。見た目もそうですが、味も少しブルーベリーに似ています。それと皮が結構ぶ厚いのですが、かんだ時のギュッとした感じがコケモモなんかにも似ているかも。
家に帰って、ナツハゼについて少しネットで調べてみました。
ブルーベリーと一緒の ツツジ科スノキ属 (やっぱり。)
夏に葉っぱが「はぜの木」の葉のように紅く紅葉することから、「夏はぜ」と命名(なるほど~)。
秋には黒色に熟して食用になり、別名「山の黒真珠」と呼ばれるが、幼木から収穫まで10年~30年かかる(へえ~!)。
アントシアニン含量はブルーベリーの7倍、
ポリフェノールは4倍、
抗酸化作用値ORACはブルーベリーの4倍と免疫力を高める抗酸化性の高い機能食品である(へえ~!!!)。
以上、佐藤夏はぜ農園さんのホームページからの情報でした。
(ナツハゼの農園ってあるんですね!)
私が発酵好きということで、これで発酵ジュースつくったら? とおおばさんに勧められたので、早速仕込んでみました。やっぱり皮が厚めなせいか、まぶした砂糖が溶けきるまで数日かかりましたが、1週間後には水分が出てこんなにきれいな色のジュースになりました。
3週間ほどたった今はふつふつと発酵が始まっており、ちょっとだけ味見をしてみると、何とも深い味わい。酸っぱ!という感じだった味も、とてもおいしい酸味に変わりました。これは完成が楽しみです♪
ファーストインプレッションでは、ふ~んという感じだったナツハゼ。でもひとたびちゃんと知ってみると、こんなにきれいな色が出て(なので染めに使う人もいるみたいです)、とてもおいしくなって、しかも栄養素がすごいだなんて、おみそれいたしました~! という感じです。しかも幼木から10年以上かかって付けられるようになったという、とっても貴重な実を頂いていたんですね。
ホント、山には知らないことがいっぱい。知れば知るほど奥深い。宝物の宝庫ですね。
ブログ村 里地里山ランキングに参加中です♪
コメント