夏の里山をたのしむ

夏の里山は、樹々が一筋の光りも洩らすまいと空いっぱいに葉を広げますから、森は薄暗くなります。原っぱでも、太陽の光を奪い合うように夏草が繁茂します。森の中でこの時節に木を切るようなことはしません。葉っぱが吐きだす水蒸気で湿度が飽和状態になり、とても力仕事はできません。夏は野原の草刈りが主な仕事になります。まだ気温の低い夜明けとともに野に出て、10時ころには切り上げます。草が露を含んでいて柔らかいうちに刈ります。今刈っておくとワラビやゼンマイなどがまるで畑のように増えていきます。

早朝からの草刈り

富山県には電信柱にするために植林された杉の多くが伐採されづに残っています。植林された杉は年輪幅が8ミリほどもあり、梁や柱の材には向いていません。天然杉は根元に何本かの幹に分かれています。年輪の幅が密で重く、とても丈夫です。ひらりんの森には、樹齢2百年ほどの天然杉があります。見上げると、陽の光を逃さないように蛇の目傘のように枝を広げています。

樹齢2百年の天然杉
見上げると蛇の目がさのように枝がくまなく空をおおっている。

夏は玉ネギやジャガイモの収穫のシーズンです。

山の土が育てたジャガイモ
山の土が育てた玉ねぎ

根野菜を収獲するとき、茎は押切で刻み、収穫した畑に戻します。それから、山の落ち葉をいれて、しばらく畑を休ませます。

古道に溜まっている落ち葉を集める
収穫を終えた畑に撒いで、微生物の働きを借りで畑を耕す。

山の中に畑があるわけですから、イノシシに狙われています。過去には、自然薯、ジャガイモのほとんどを食べられてことがあります。でも、柵を作ったりはしません。夜になると点くLIE投光器をつけています。電気代は月150円ほどです。それで、イノシシは近づかなくなりました。それから、山の際の畑にはカボチャを植えています。イノシシは。固いカボチャには歯が立たないようです。

イノシシが歯が立たず残していったかカボチャ。野生の生きものは頭がいいですから、食べることができないとわかると来なくなります。
家族で野菜をつくる。

最近「私も野菜づくりをはじめました」という声をよく聞くようになりました。耕運機や刈払機などの農機具も手ごろな価格で買えるようになりました。ただし、失敗した経験から言えば、少し高いですが「日本製」を選ぶのにこしたことはありません。肥料も、それぞれの野菜に応じて配合された肥料があります。また、育て方もユーチューブで探すと親切丁寧に解説された動画があります。誰にも簡単に野菜づくりが愉しめるようになりました。

近所から頂いた新鮮な野菜

いまは、一年前ともちがって、野菜はすごく高くなっています。今は浦安にいますが、1個、玉ねぎは140円、ジャガイモは70円します。目に見える家計費を抑えることができます。それに自分で作るのだから、残留農薬の心配もありません。最近、デジタル田園都市構想という言葉をよく耳にするようになりました。医療や教育の面でも都市と地方との格差を是正する動きも急速に高まっています。山川草木の中で暮らすことが当たり前になる時代の向かってすすみ始めました。自分が育て野菜をたべる。これほど豊かな生活があるのでしょうか。

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