里山の夏

里山の夏は、人のいない森です。その素顔を覗いてみました。

梅雨が明けて、紫陽花がきれいな朝、ひょっこりカモシカが顔を見せました。

里山には、いろんな生き物がいます。ときどきカモシカが顔を見せます。性格はおとなしく、ひとをあまり怖がりません。狸は夕方に庭の専用の道を通って、食事に出掛けます。

熊の糞

今年の5月に竹林の整備をしていたら、まだ柔らかい熊の糞がありました。竹林の様子が変わっているのを見て、きっと、ここは自分のシマだと知らせにきたのでしょう。糞は、ときたま目にしますが姿を見せることはありません。熊は賢く、いつ頃、どこに行けば、何が食べられるかを細かく把握しているようです。熊を怖いという人がいますが、大半は同じ森の仲間として見ています。玄関前の柿の実を食べられたおばあちゃんは、あんなもので冬眠できるのだろうかと心配していました。

夏の平林集落

夏の平林は一面の緑のなかです。

ひらりんの森の入り口

「烏帽子ケ峰遊歩道」の看板がひらりんの森の入り口です。梅雨のときは、人が入ることはありません。梅雨明けをまって草刈りや山の笹や柴木などの下草刈りに入ります。足長蜂には気を付けるのですが毎年刺されますね。

まる池

このまる池は、水辺の生き物のために、おおば会長がスコップ一つで掘削しました。春に生まれたオタマジャクシは山に行って、夏はメダカ、イモリ、ツチガエル、ヤゴを観ることができます。ここは水辺の生き物の生態系を維持するためのビオトープです。

人の手の入った里山

手入のされている里山は、風がとおり、木の葉が空気を涼しく冷やすので、とても心地よく感じます。

サルノコシカケ

サルノコシカケは夏に成長します。年輪を数えると5年以上成長していることがわかりました。

街中では見かけないクサキです。8月ごろさきます。

ノリウツギ

一見カシワバアジサイの花にみえますが、ウツギの仲間です。

テッポウユリ

同じような花で、5月ごろ咲くササユリがあります。ササユリはいつまでも同じ場所に咲き続けますが、8月に咲くテッポウユリは、何年かをかけて花を咲かすと消えてしまいます。どこかに引っ越すのかなぁ? 小林旭の「むかしの名前で出ています」を連想する百合です。

スモモの実

山の斜面にあるスモモの実です。お店のスモモはすっぱいですが、7月20日を過ぎて採るこのスモモは甘くておいしいですよ。

夏に散策なさる方は、虫よけスプレーをおわすれなく!

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