野生のワサビの葉をいただく

ワサビの鼻の奥がツーンとする辛みも、うれしい早春の匂いと味です。

ワサビは、谷川の淵に自生しています。平林の谷川沿いは、標高100メートル前後です。昔はこの辺では見ることができませんでした。農業用水は整備されて、高いとろの流れが用水道に引き入れられ、棚田を満たします。その水がまた谷川に戻っていきます。

その水がワサビの種を運び、平林の赤江川沿いに根づいたように思います。

ワサビは、谷沿いの落ち葉の積もったガラ場や砂の上に、ゆっくりと自生地を広げていったようです。

自生しているところは限られていますから、集落の人は、とても大切に見守っています。摘むにしても、あまり負担のかからないように、一茎から少しずつ摘んでいきます。

料理はいたってシンプルです。

サクサクと3センチ程度に刻んでおきます。たっぷり水を入れた鍋を火にかけて、沸騰したら火を止めます。お湯の温度が80℃ほどになったら、サッとお湯をくぐらせて、素早く冷水につけます。熱が取れたら上げて、軽く水を絞り、ひとつまみの塩を振ってジッパー付きの保存袋に入れます。それからやわらかく揉んで、冷倉庫にいれます。

わたしは、塩を使わず、保存袋に入れて醤油をたらし少し手もみしてから冷倉庫に入れます。

にがさと辛さがご馳走なのですから。他の調味料は使いません。

お湯が熱すぎたり、お湯をくぐらす時間が長かったりすると、ただの菜っ葉のお浸しになります。

あつあつのご飯のともにも、お酒の箸休めにもいいですよ。




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