まぼろしの山菜 コシアブラをいただく

コシアブラは樹の枝先の新芽です。枝を切るか樹を倒さなければ採ることができません。コシアブラがまぼろしの山菜といわれるのは、簡単に採ることができないからです。

コシアブラは「山菜の王様」ともいわれます。それは天ぷらを作ってみればわかります。香り、味、色のバランスが整っていて、見た目に美しく、いい香りがして、口にすればほのかな甘みが広がり、いくら食べても飽きがこないのです。

木は細くてしなやかなので、上ることがむつかしいです。運が良ければ、山菜採りのときに雪で倒れた樹から摘むことができますが、普通は樹を切り倒します。コシアブラは山師の間では古くから食べられていました。山師の「雪が溶けると、まぼろしの山菜が採れる。これがすごく美味い」という話が口伝で広がっていき、知られるようになりました。

次の写真は伐採して採ったものです。山里の集落でも、めったに口にできませんから、木を倒して採ったときには、くばります。

いまは、畑でも木を育てる農家もあるようで、少しは出回るようになってきました。

この辺では4月に中頃になると「ふれあい青空市 やまだの案山子」に並びます。ほしい方は訪ねてみてください。

 やまだの案山子 https://rurubu.jp/andmore/spot/80015753




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