子どもたちに届けたい思い

私には夢がある。

子どもたちに、みどりの木立を吹く薫風の心地よさを感じてもらいたい。木洩れ日の下りる落ち葉の上を自由に走り回って、五感で自然の不思議に目を向けてもらいたい。そして、生きものに、自分につながっている人たちに、宇宙に、やさしい眼差しを向けてもらいたい。

そんな思いから、今日は雑木林の下草刈りを行った。と云っても草は少なく、大半は直径1センチから5センチ程度の小径木と笹とイバラだ。最初は、ツムラの笹刈刃を使っていたのだが、少し太い幹の木になると、はじきとばされる。

朝方に会の「ともただのくん」が寄って「この刃はアサリ割りしてあるから、使ってみたら」と使い込んだ刃を置いていった。作業の途中でそのことを思い出し、頂いた刃に交換した。それが、これまで経験したことがない切れ味だった。

胴吹きして小枝が乱立した切り株もスパッときれた。これがプロの技かと感心した。お陰様できれいに刈り込むことができた。この北向きのすり鉢状の谷でナメコやシイタケを栽培している。里山に人の手が入っていたころは、楢ノ木もホウノキも栗の木も直径20センチほどだった。定期的に皆伐されたからだ。

今は違う。手が入らなくなってから半世紀、これらの落葉樹は、胸高40,50センチにもなってしまった。地表に陽が射すようにするには、適度の間伐が必要だ。が、重くて動かせない。それを移動させずに、有効利用する方法をいろいろ試みたい。

そんなことも、次世代を担う人たちに見てもらいたい。

作業前
下草刈り作業中
下草刈り終了
菌が回るまで寝かせてあるホダ木
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