ツリークライミングによる枯れ松の処理

先日、里山整備の一環として枯れ松の処理を行いました。

枯れ木はもちろん通常のやり方で伐倒できます。が、下から一気に倒すと、木が倒れる際に周囲の木を傷つける可能性が高くなります。また木の中がスカスカで重心をとらえるのが難しく、尖った枝や幹が途中で折れて落ちてくるなど、普通の状態の木を切るときよりも木の動きが読みにくい危険な作業となります。

そうしたことから今回はツリークライミングの道具を使い、まず隣の朴の木に上ってそこでしっかりとしたアンカーをつくってから、松の木に移動して上から切り詰めていくという方法を採りました。この方法だと周囲へのダメージも低いし、また枯れ木に住む虫、その虫を食べる鳥たちのために、ある程度の高さまで切り詰めた後、その木を残すということもできます。(今回は5mほどの高さで残しました)。

などともっともらしい理由も付けていますが、
今回樹上作業にした一番の理由は作業したともただのくんが、木登りが好きだから!ということだったりします。
ともただのくんいわく、下から伐倒するよりも実際に木に登ってその状態を感じながら、その都度いろいろな工夫をして作業を創造していく過程が楽しいとのことです。

山仕事も「楽しい!」が一番ですよね。

樹高20mの木に登り、緊張感や喜び、楽しさを味わいながら作業している様子を動画に収めました。

ぜひご覧ください。

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