刈り払い(除伐)の様子

里山整備と一口に言っても、どういうふうに整備するのかよく分からない方も多いのではないでしょうか。
私も里山整備に関わるまでは全く知りませんでした。
ただ漠然とチェンソーで木を切る、ぐらいのイメージしかなかったような気がします。

草刈り機で刈り払いをするといわれても、それが何を意味するのかも知りませんでした。
草刈り機なんだから草を刈るんでしょう? と思っていた気がします。

でも里山整備でまず最初に力を発揮するのは草刈り機です。
大体整備されていない山に入ると、細かい低木や小木がワーッと生えていて、さらに倒木などもあり、歩くのもやっとということが多いと思います。そういう細かいものを処理するのに最も適した道具が草刈り機なのです。
大木などを切るにはやはりチェンソーがなければできませんが、逆に細かいものをいちいちチェンソーで切っていくのは、実際にやってみると分かりますがとても大変です。

整備されていないわさわさとした状態をまずは整理して、ある程度歩きやすく見晴らしを良くしておいてその後の伐倒などに備えるのが刈り払いです。そして刈り取った木や枝などは集積し(これを「しまづくり」といいます)、その後伐倒した際に集積するベースを作っておきます。

刈り払いが終わり、スッキリ見通しが良くなったところで、やっとそこの様子が分かってきます。さて、ではここではどのように木を整理していこうかということになるのです。

まずは刈り払いをどんな感じでやっているのかを知っていただきたく、タイムラプスで撮影したものを動画にしてみました。ぜひ見てみてくださいね。

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